だけど今お前を壊したら

俺はまたひとりぼっちになっちまうだろう?

俺も

お前のいない世界でなんて

もう生きられないんだよ。

だから俺は

お前にひとつボタンを付けてやる。

このボタンを押すと

お前はこの世から消えてしまう。

俺の命が絶える寸前に

そのボタンを押してやる。

そう言うと彼は笑った。