初めてだらけの恋道

「美鈴、夏穂！行くよ！！」


「はー・・もー最悪！あんな人だとは思わなかったよ！」
れいなは不満気にイスに座り、腕を組んだ。

「あれはひどいよねー！あんなに言わなくてもね」
いつもはおとなしい、美鈴も言うくらい強い言い方だった。



確かにひどかったけど・・・


「で・・・赤坂君、何考えてるか分かった？」
れいなが突然聞いてきた。

「え？」
「そのために、夏穂呼んだんだからね！」



あー・・だからあんな無理やりだったのね。それはそれで、ちょっとショックかも・・・。