サヨナラ日記

『なあ?水月。軽音部の話考えてくれたか?』


仁が俺にもちだす。


『あ…ワリい。何回も言うけど俺は部活とかマジ苦手だから。群れるのは向かねえんだよ。』


『でも…お前のギターの実力なら!』


『だ-か-ら-バイトもあるから。帰宅部も暇じゃないの。』


『水月…』


俺は中学からギターをやっている。それを聞いて以来…仁は『耳タコ!』ってくらいしつこく俺を誘う。


もう10回は断ったな。