「結局そうなるんですね…」
まぁ分かってた事だけど…
優里がタダでおごってくれないことくらい。
「あたし、明日告白するから」
「あ、明日ー!?」
突然すぎて、思わず大きな声で言ってしまった。
「しっ!声でかいわよ!」
「ご、ごめん…」
いやぁ…優里ってすごいなぁ……
やっぱり最高の親友だね!
優里と崎本くんがうまくいきますように…
私が心の中でお祈りしてると、優里が急に私の肩を叩きだした。
「ど、どうした?」
「さっ、ささ、崎本くんがいるの!」
「へ!?嘘!!」
優里が指さす方を見る。
そこには……
棗くんと仲よさげに歩く崎本くんの姿があった。

