「あんた、寝癖…あはっ…あはははは!」


「ねぐ…せ?」


あ!そうだった!

目を見開き、真っ赤な顔で金魚のように口をパクパクさせていると、よっぽどおかしかったのか優里が大笑いしだした。


「ちょっ…やめっ…お腹痛い…あははははっ…ひぃーっ」


「ひ、ひどいよ!」


「ごめんごめん…でも…ぷっ」


まだ笑うか!全く優里はひどいんだから!
そんなに笑わなくてもいいでしょ!?

ぷりぷりしていると、ちょうど電車が来たので頬を膨らませながら電車に乗った。