「…優里、降りないの?」
「あんたこそ降りなさいよ」
「「………」」
さっきからこのやり取りを続けて2分。
もちろん周りからは変な目で見られている。
早く降りろよ的なオーラもぷんぷんする。
「よし、じゃぁ一緒に降りよう!」
「…そうね」
「せーのっ!」
よしよし、優里も降りてくれた。
「あれー、棗くんたちいない…いた」
「そうね、あそこにいるわね、楽しそうにしてるわね」
ニコニコしながら2人を見る優里。
これは絶対怒ってる…
「……先、海行こうか?」
「そうね」
ぷぷぷっ!崎本くんド・ン・マ・イ☆
優里怒らせるなんてもう命はないね!

