「優里ぃー…」
「何よ」
ただいま優里はトイレでお着替え中。
私に見られるのが恥ずかしいらしい…
なんかひどいよね!
「棗くんたち待ってるかなぁ?」
「そりゃね。むしろ待っててほしいけど」
「え!?」
そりゃね、優里はナイスバディだし、うん、いいと思うけど…
私なんて!私なんて!
「だって、あの2人、2人だけで砂浜うろちょろしてたら絶対逆ナンされるでしょ」
「……確かに…」
どっちもカッコイイからなぁ…
まぁ崎本くんのこと認めたわけじゃないけど!
「って優里が心配するなんてめずらしいねー」
「うっさい!」
うはー、今優里絶対顔真っ赤だ!
見たいなぁ見たいなぁ!
トイレの前で待ち続けること約30分。
やっと出てきてくれた。

