目を開けた瞬間、絶景が広がった。
「きゃあああああ!何これ!目の前海じゃん!きれい!わあああ!」
こんなにきれいなの!?
去年なんて山だったから…うん…
「うるさいわね。静かにしなさいよ」
「だってだってだって!ねぇ、優里!このあとって自由時間だったりする!?」
「そこだけは把握してるのね…そうよ」
「海いこう海!!」
「はいはい、落ち着いて。まず水着出してからでしょ」
「あ、そうだった」
水着は出しやすいように一番上にいれたんだよね。
だからすぐ出せる!
「たったらたったったー、水着ぃ」
ドラ○もんの真似をしてみたが、優里にはウケなかったようだ。
うん、反応がないのは悲しいね。
もしかして優里、ドラえ○ん知らないのかな?
「理衣奈日焼け止め持ってる?」
「もちろん!」
「あたし忘れちゃったみたい。貸してくれる?」
「もちろん!」
「ん、じゃ、いこ」
きたああああああ!
優里の水着!海!かき氷!

