Honey Brown




「お邪魔しまーす」


…って今更!?

ここ階段だよ!?


「理衣奈って意外ときれい好きよね」


さっきまで私が寝ていたベッドに優里が腰かける。

そして私は優里の前に座る。


…って何この図!


普通逆じゃない?!


「はい、後ろ向いて」


と強引に体ごと回される。


「今からあんたの寝癖を直すついでに、ヘアアレンジもしてあげる。はい、これ、あそこのコンセントにさしてきて」


私の手には今手渡されたアイロンが。

優里は”早くさしなさいよ”と言わんばかりに、私を見る。


…これって立場逆だよね!?ねえ!?