「お姉ちゃん!あのね!聞いて聞いて!」
「はいはい」
「明日優里と水着買いに行くの!」
「へーよかったねー」
…もっと感情こめてくれてもいいじゃない。
どうしてそんな棒読みなのよ!
「あ…」
「どうかした?」
「大人っぽいのにしなさいよ」
「…へ?」
大人っぽいの?
ってことは黒とかそーゆうの?
私、フリルのついた可愛いの買おうと思ったのに…
「ま、いっか。理衣奈の買いたいので。うん、今のは気にしないで」
「…うん」
変なお姉ちゃん。
まさかお姉ちゃんも私の水着を着たかったから…とか!?
ううん、そんなわけないよ。
だってお姉ちゃん胸おっきいし。
私の水着なんて入らないよね。
うんうん。
心の中で頷いていると、携帯が鳴った。

