「って、何これ!?」
部屋に入った瞬間驚いた。
目の前に広がるのはキラキラ光る家具やベッド。
すっごいきれいなんだけど…
やっぱり、見かけによらずきれい好き?
「うるせぇ」
コツン、と頭をグーで軽く叩かれる。
叩かれた場所が熱い…
きっと棗くんは意識してないんだろうな、こうゆーの…
「あー、俺シャワりたいからさ、冷蔵庫から適当に飲みモン出して飲んどいて」
「あ、うん、分かった」
って、シャワー浴びるの!?
な、なぜに!?
あ…そっか。
今日暑いしね。
汗かいたんだよね、そうだよね。
そう自分に言い聞かせ、キッチンへ向かった。

