「何してるの?」
「え、話聞いてたの」
とニヤニヤしながら言うお姉ちゃん。
「まぁ、それしかないよね」
…趣味悪いなぁ。
ていうか、リビングにいてもすることないし、着替えようかな。
「じゃ、着替えてくるね!」
「はーい」
階段をのぼりながら、リビングのほうへ耳を澄ますと、キャッキャしながら話をしているのが聞こえた。
そんなにめずらしいことかなぁ…
階段ものぼり終わり、部屋のドアに手をかけたところで携帯が鳴った。
ディスプレイを見ると知らない番号。
誰だろう…
不審に思ったけど、とりあえず出ることにした。

