―――ガチャ 屋上のドアは常に開いているみたい。 まぁ、その方が私にとって好都合だったんだけど。 とりあえず、ドアの近くに腰を下ろした。 「はぁ…棗くんがよく分からない…」 今日の天気は私への嫌味?ってくらい、晴天だ。 涼しい風と暖かい光が睡魔を誘う。 今頃1時間目始まってるのかなー… ウトウトしながらぼんやりと、そんなことを考えていた。