あたしの婚約者は、俺様で女嫌い?!


・・低血圧・・・・?


あたしは、蓮の朝の姿を見てそう思った。



あたしは、そのまま台所の方へ向かう。



「サンドイッチでいいかな・・・」



時間は、けっこうあるし。



というわけで、あたしは冷蔵庫から卵やハムなどをだしていく。



そして、てきぱきと作る。



「ん、完成」



我ながら結構いい出来。



あたしは、それをリビングに持っていく。



リビングには、いつの間にか制服に着替えて準備万端な蓮の姿があった。



「できたよ」


そう言って、あたしは蓮の前にサンドイッチとコーヒーをおく。



「ん」


蓮は、そのままサンドイッチを食べ始める。



昨日のように、「おいしい」とは言わなかったが、顔が少し微笑んでいたので、味はよかったんだろう。



あたしも食べ始めた。