でも、女には変わりはない。
目が覚めたときに、きゃっきゃ言われるのもうるさい・・・けど、ほかに寝れるところもないしな・・・・。
屋上の隅のところでも寝るか・・・・。
俺が、隅のところに移動しようとしたとき、
「・・圭・・・」
「はっ・・・?」
いきなり、女が誰かの名前を呼んだ。
圭・・・?
誰だ・・・?
すると、いきなりその女の頬に涙がつたった。
「泣いてるのか・・・?」
なんで、泣いてんだ・・・?
・・・・って、俺はなんでこの女のこと気にしてんだ。
俺は、ハッとしてこの女から離れようとした・・・・・。
「・・・はっ・・・?」
が、動けない。
この女が、俺の制服のすそを握ったからだ。
「・・なにこいつ・・・」
・・この女は、俺の制服のすそを握りながら涙を流していた。
