あたしの婚約者は、俺様で女嫌い?!


でも、女には変わりはない。


目が覚めたときに、きゃっきゃ言われるのもうるさい・・・けど、ほかに寝れるところもないしな・・・・。


屋上の隅のところでも寝るか・・・・。



俺が、隅のところに移動しようとしたとき、



「・・圭・・・」



「はっ・・・?」



いきなり、女が誰かの名前を呼んだ。



圭・・・?


誰だ・・・?



すると、いきなりその女の頬に涙がつたった。



「泣いてるのか・・・?」


なんで、泣いてんだ・・・?



・・・・って、俺はなんでこの女のこと気にしてんだ。



俺は、ハッとしてこの女から離れようとした・・・・・。




「・・・はっ・・・?」



が、動けない。



この女が、俺の制服のすそを握ったからだ。



「・・なにこいつ・・・」


・・この女は、俺の制服のすそを握りながら涙を流していた。