あたしの婚約者は、俺様で女嫌い?!


────蓮side────


「蓮!!悪いけど俺、ちょっとあいつと会うから!」


昼休みになって、俺は翼といたら、いきなり翼がそう言って、どこかに走って行った。


こいつは、昔からの俺の親友の滝沢翼。


最近、こいつは婚約者が自分のタイプだったらしく・・・・かなりご機嫌。


翼は、俺とは違い女に優しい。


まあ、いわゆる王子様ってやつだ。


でも、それは表の顔。


あいつの本性は、俺様男。


でも、表の顔の方がいろいろと便利だからそうしているらしい。


まあ、俺の前では本性丸出しだけどな。


「・・屋上行くか・・・」


俺は、暇になったらいつも屋上に行って寝る。


というわけで、俺は屋上に行くと・・・・・。


そこには、先客がいた。


しかも、俺が大っ嫌いな女。



その女は、寝ている。



「誰だよ・・・」


俺は、その女の顔を見てみる。



「・・結構、整った顔してるな・・・」


女嫌いな俺でさえも思ってしまうほど、女の顔は整っていた。