「圭の分まで・・・幸せになりたいです・・・・」 ずっと、幸せになりたかった。 もう・・・これ以上・・わがままは言わないから・・・。 お願い・・・・・。 そのとき、フワァァァ───と心地いい風が通る。 「えっ・・・・?」 その風と同時に・・・圭の声がした・・・。