「着いた・・・」


そう言って、あたしは見慣れた校門の前で立ち止まる。


ここは、私立東城学園。



あたし、橘凛はここに通っている。


一応いうと、あたしは日本トップほどに入る橘財閥の令嬢。


なんで、令嬢なのに徒歩で、学園に来ているのかは・・・なんとなく。


ただ、朝は外で歩きたい気分になるだけ。


あたしは、校門をくぐって東城学園の中に入る。




すると、



「「「凛、おはよう」」」


と見事にはもった声が聞こえた。



その声で、あたしは後ろを向く。


そこには・・・、私の友達である、

東城玲奈(トウジョウ レナ)、


東城姫奈(トウジョウ ヒナ)、


龍崎冬夜(リュウザキ トウヤ)

がいた。