「不幸なことに、竜宮城が火事になって
彼ら野球部を含む竜宮城の住人は
住むところが無くなってしまった
777には喜壱、平治、祐人の
3人もいることだし、
竜宮城にいた野球部の
来年の3年生だけ
卒業までのあいだ
うちで預かることに
しようと思っているんだ」
「でもうちはこえりちゃんが
いるでしょう?
リコちゃんもヒロコちゃんも
出ていった今は女の子は
こえりちゃんだけ。
沢山の男の子のなかで
女の子ひとりというのは
不自由させるかもしれないし…。」
「だから決定権は君にあるんだ」
………気づいていた
焼けた竜宮城を目にした時から
もしかしたら、
来るんじゃないかなって
