「きいちー!こえりー!」
私たちを呼ぶ祐人の声がした。
声のする方を見ると、
竜宮城に住んでいた
私たちの同級生の野球部と
祐人と、へいちゃんと、
777 の七木夫婦だ。
嫌な、予感がした
七木夫婦に気づいて
私たちは小走りで祐人方の所へ向かう
「丁度いいところに、
こえりちゃんもいたのね」
「判断はこえりちゃんに任せようと思っているんだよ」
七木夫婦は私の目をみて真剣に話す
「なんの…ことを、ですか?」
心のなかで気づいていた
短時間で起こっていることに
頭がついていけなくて、
わかっていたけど
本当に気づいてないように聞いたんだ
