君とニャンにゃん☆




櫻庭は腕をほどいた



その指が頬をなぞるのは
以前よりも心地好く

せつなかった





―――



―――



そう

二人はまだ愛し合っている







お互いはお互いを愛するのに

思えば思う程
近付くことは許されない





それが解るから

彼の顔は悲しみをたたえているのだ