「……櫻庭…」


優の声は今まで聞いたことのない程

甘くて艶っぽい




「……うん」

俺は優の声に応えて
また唇に移した




髪を掻き分けると露になった
うなじは冷たい

唇と反して






「……んっ…」
「……っぁ…」


俺は唇を離した



潤んだ瞳には俺だけが写る