彼をよく知る俺には 転入して来た才色兼備の彼女が 彼の“特別”になるのは確実だった ……でも 俺は汚れた人間らしい 彼女の存在は 喜びにはなり得なかった 俺の興味対象は 半ば彼女に移っていたから 彼の特別を知りたかった 以前の俺ならそう答えただろう