「……違うわ」


凛とした声

心地好く俺に落ちて来た




優が俺の髪をなでる

優が自分から俺に触るなんて珍しすぎ



少しだけ嬉しくて恥ずかしかった

さっき優の肌を見た時よりもずっと



ずっと顔が熱い






「貴方、私を好きすぎるのよ」



俺はその声に顔を上げた


俺を見る優の目は優しくて柔らかい




「…は??」


照れ隠し……かな

ちょっと強がって見せる