「……優」 櫻庭が少しだけ微笑んだ気がした 色素の薄い前髪が その表情を隠す 「…大好きだ……愛してる…」 賢くはない彼だから ボキャブラリーに乏しくて 拙い愛情表現だけど 彼の“愛”に満ちていた 私はこれが大好きだった 愛しい櫻庭 馬鹿で、すぐ面倒くさがって、 人の気持ちが解らない奴だけど 私は彼を好きになった 他の誰でもない彼を お互いの全て受け入れた時 愛情という強さを私達は手に入れた