私には解っていた お互いを嫌いになったのではない お互いを思って選んだ別れ まだ二人は愛し合っているのだ 「櫻庭」 「…ん??」 「私も……好きよ」 私には痛い 刹那に永遠を見ることが どれだけ愚かなことか 人間は痛い程知っている ……… でも 彼を選ばないことは 彼を見ないことは もうできなくなっていた 一日だけ たった一日 彼との距離を感じただけで こんなにも切なく こんなにも悲しい この先には何が待つのだろう