不意に唇と唇に距離があく 「……っ…優…」 彼の呼吸も乱れていた 「…あいつにはやらない…」 ただただ彼を見つめるだけの私を 見下げながら彼は言った 「……別れたのに??」 そう聞くのは こらえきれなくなったから 「優」 彼は私の髪をなでた 「俺…まだ好きだよ」 彼の表情には見覚えがあった ――『結婚しないか』 あの時と同じもの