「あっ!もうこんな時間。帰らないと」

「今日は泊って行けよ」

「バッカじゃないの!?」

 本当に何かんがえてんだか。付き合って1日でヤるとか、なんか大事にされてないみたいじゃん。

「送ってく」

「ん」


 帰りぎわ、何か言いたそうな翔。あたし、何かしたっけ?

「ねぇ、翔。あたし、なにかした?」

「はっ?」

「さっきから翔、何か言いたそうにしてるからさ・・・・・・」

「あぁ。えっとさ、さっき沙也にキスしたじゃん?なんか・・・・・・ごめんな?」

「ごめん?なんで謝るの?」

「や・・・・・・。なんか俺、沙也のこと大事にしてないみたいじゃん。あっ!勘違いすんなよ?沙也のことが好きだからキスしたんだからな?」

「翔・・・・・・」

 翔、ちゃんと考えてたんだね・・・・・・。ちゃんと言ってくれてありがとう。翔はあたしのこと大事にしてくれてるよ?たぶん・・・・・・これからもずっと・・・・・・。