【翔side】

 レストランで沙也をまつ俺。沙也・・・来るのか?


「翔さん・・・こんにちわ」

 !来た!
「あの・・・翔さん。話って何ですか?」

 っ!来てイキナリ聞いちゃうのか?

「翔さん・・・?」

「沙也さん・・・まだ俺のこと好き?」

「ぇっ!」

 嫌いになったのか?

「好きです・・・。今も好きです」

 まだ、好きでいてくれたんだ・・・。

「沙也さん。今日はその返事をしようと思って呼んだんだケド・・・」

「・・・」

「俺、沙也さんのこと好きなんだ。俺でよければ付き合ってくれないかな?」

「えっ!」

「ダメ・・・かなぁ?」

「あたしでよければ・・・」

 泣きながら言う沙也。

「あとさ、俺。沙也さんに言わないといけないことあるんだよね」

「何ですか・・・?」

「俺ってさ、今みたいにみんなの前ではやさしいけど、ごく一部の人の前では俺様だから

 ね?」

「それって・・・」

「ただの隠れSだよ。それでもいい?」

「はい!むしろそっちにほうがいいです!」

「そ?ってか沙也、敬語はやめろ」

「・・・。翔さん、今いくつですか?」

「あ?高1だけど?」

 目をみひらく沙也。

「どうした?」

「うそ・・・タメだ・・・」

「は?沙也も高1か?」

 みえねえ!

「はい・・・」

「じゃあなおさら敬語はやめろ」

「うん。わかった・・・」