それから私は毎日、学校が終わった後、
威琉のいる病院に行った。






まだ眠っている威琉に、私は一生懸命話しかけた。






そうするといいってお医者さんが言ってた。






こうして1ヶ月は経った。






いつものように病院に行き、威琉に話しかける。






「今日も天気いいよー!威琉も早く起きてみなよー」






そう私が言うと、威琉の手が少し動いた。






「えっ・・・。威琉!?!?聞こえる?未夏だよ?」






「っ・・・」







威琉が・・・威琉が・・・







「威琉!!分かる??」






「み・・・か・・・?」