「んでね、じいちゃん、ばあちゃんと暮らしてんの。……小さい頃からね。…昔、ばあちゃんが言ったんだ。『生きてるもの全てに優しくしないと、ご飯作ってあげないからね』って。あの頃は馬鹿だったから、元気良く返事してたよ。まぁ、ばあちゃんのご飯上手いからっていうのもあるけどさ。…中学入ってから、不良に何故か憧れてさ。派手な奴等とつるんで地味な子をいじめたよ。最初だけだったよ、やめなきゃって思ったの。」
そこまで話をした先輩は、さっきよりも腕に力を込めた
ていうか、先輩の腕、私の体にまわったんだ
よかった
デブ過ぎて届かないと思った
爽やかな香水の匂いがする
ストーブがついていなくてよかったと初めて感じた
そこまで話をした先輩は、さっきよりも腕に力を込めた
ていうか、先輩の腕、私の体にまわったんだ
よかった
デブ過ぎて届かないと思った
爽やかな香水の匂いがする
ストーブがついていなくてよかったと初めて感じた
