久しぶりに見た先輩の家は相変わらず大きかった



綺麗な見たことない花が沢山咲いていた



インターホンを押せば、先輩が出てきた



「待ってたよ。どうぞ」



ニッコリと笑いながら私の手をひいた



「お邪魔します」



頭を下げながら入ると、色んな匂いがした



「お昼ご飯を一緒に、と思ってさ。今日は俺とばあちゃんで作ったんだー(笑)
あ、もしかしてもう食べた!?」



コロコロ変わる表情に癒されながら、


「いえいえ、まだです。わざわざありがとうございます」



少し笑いながら答えると、



「ならよかった!内緒にしてびっくりさせたくて、…って食べてたらどうすんのって感じだよね」


しっかりしてる先輩もこういう事あるんだ、なんて思っているとリビングに着いた



広い家はお掃除大変なんだろうなぁとか考えながら、夢子さんと先輩のおじいちゃんに挨拶をした



「お邪魔します。今日はありがとうございます」



「久しぶりね、花優愛ちゃん。ゆっくりしていってね」


「自分の家だと思ってくれていいからな。いっぱい食べなさい」




2人は前来たときと同じように接してくれた



嬉しくて泣きそうになりながら、ご飯を食べた



どれも美味しくて、お話も楽しかった



片付けを手伝おうとすると、断られた



「私は魔法が使えるから1人で一瞬で出来るからいいのよ」


そう言いながら笑っていた



「行こうか」



先輩がそう言って立ち上がった