今までばいばい先輩に買って貰ったものを全てひとつの袋にまとめた



こんなに買って貰ったのに、私は先輩に何もしていなかった



なのにいきなり別れて欲しいとか



わがまま過ぎる




どうするべきなのか、私には分からなかった




寝てしまえば明日が来る



今まで買って貰ったものを改めて机の上に並べた



ずっと前から欲しかったブランドのアクセサリー


一つ一つが高いのに、私が眺めていたもの全てを買ってくれた



他にも2人で選んだ服もあるし、「歩けなくなったら、俺がおんぶでも抱っこでもしてあげるから」 そう言われて買って貰った凄くヒールの高い靴も何足もあった



実際それらを身に付けて先輩に会うと、嬉しそうな顔をして笑ってくれた


ばいばい先輩の事を好きになり始めていたのに、簡単に櫻木先輩に引っ付く私は腐った奴なんだろうか



しかも、 ばいばい先輩に流れた私が馬鹿だった だなんて思ったりして



多分その人の前だと、他の人なんてどうでも良くなってしまうんだろう



目の前にある事しか考えれない私は まだまだお子様なんだと実感した



その証拠にさっきまで櫻木先輩しか考えられなかったのに、今では ばいばい先輩について悩んでいる




目の前の多過ぎる物たちを眺めて考えていたら 朝が来てしまった




考えてどうにかなる訳じゃないけど、 そうするしかなかった