気になって見てみれば、誰もいなかった


ただ単に見ただけなのかもしれない


メール内容が短いだとか、電話したいから番号教えてね、なんて事を話しながら学校に着いた



ばいばい先輩は首をボキボキと鳴らして、私の手を握って下駄箱まで歩いた


「…俺と手繋ぐの嫌?」

悲しげな顔で聞いてきた

勢いよく顔を横に振ると、先輩はニコリと笑って手を離した


「すぐ行くから、少しの間だけ、頑張ってね」


大きく頷いて、靴を履き替えて教室へ向かった