「…可愛くて優しくて、弱くて…。…でもその子、絶対好きな人いてさ。告白なんか出来ねぇみたいなね(笑)」



「ばいばい先輩はそういうの気にしないで告白するかと思ってたんですけど、違うんですね……ばいばい先輩なら大丈夫だと思うんだけどなぁ……」



「世界で1番格好いい俺だって負ける相手はいるさ(笑)…その子にとっては俺なんて眼中に無いだろうし」




冗談を混ぜて話していたけれど、その後の悲しげな顔を見たら 本気なんだなぁと感じた



「そんな事わからないですよ、先輩格好いいじゃないですか!私だったら絶対お付き合いしたいですもん。…ごめんなさい、調子乗っちゃって」



言った後に あぁもう嫌われたかも なんて考えながら謝った



「……?」



ばいばい先輩が小声で何かを言った



「…ごめんなさい、もう一度お願いします」




「…柊城の事、好きなの?」



いきなり話題が切り替わるなぁと思いながら、



「ずっと一緒に居れたらなぁってたまに考えたりしますけど…どうしても手に入れたいって程では無くて…これって好きって事なんですかね?」



「かもね。」



「櫻木先輩には言わないでくださいね!恥ずかしいですし」



こんな事言った後に気付いたけど、学校中に広まったらどうしよう



「大丈夫だよ、俺って超口堅い奴だから(笑)」



そろそろ中学生が増える道になる



色んな子達がこちらを見て小さな声で喋る



「あのさ、柊城のどこに惹かれるの?」



辛い坂道に差し掛かった時に先輩は言った