「あら、ダイヤちゃん。どうしたのー?」



リビングに連れて行くと、夢子さんがびっくりしていた



「ダイヤちゃん?知ってるの?」



「ダイヤは俺が少し前に買ってきたんじゃないか。忘れたのか?」



おじいちゃんが不思議そうに首を傾げた



「おじいさんの部屋で飼っていたから忘れるのも無理ないわ。さあ、食べましょう?」




「せっかく名前つけたのになー」



ブツブツ言いながら、先輩は席についた



「花優愛ちゃん、いっぱい食べてね!」



「ありがとうございます」



みんなで手を合わせて頂きますをすると、夢子さんが鍋から器に大量の野菜や肉を盛り付けて私にくれた



「いっぱい食べてね!」


「ありがとうございます」



食べ切れるかどうか分からない量をちまちまと食べていると、視線を感じた



「…冴川ちゃんの食べてる口がなんかエロいんだよね(笑)」



「そんな事言ったら食べれませんよ(笑)」



さっきの廊下での気まずい空気はどこへやら



楽しい時間が流れた