「もしもし…」



「あんたさっき〇〇神宮に居たでしょ」



低い声で言われた



「居ないよ」



「豪華な赤い着物着て、仲良さそうに男と手つないで(笑)見てるこっちはイラつくんですけど。可愛い子ぶって化粧してんじゃねぇよ。うぜぇな」


「だから知らないって」


「あたしの彼氏があんた見て可愛いとか言ったから余計うざいの。もう本当に嫌なの!死ねよマジで」



いい事があったと思ったら、また悪い事が起きて



「それ私じゃない」




そう言ってから電話を切った



自分から切ったのは初めてだった



流れる涙を拭いてから、部屋に戻った