それなのに、 「うざいって言ってんだろ、消えろよ」 優しかった弟・夏樹が 高校に上がったと同時に 私・大森 花菜に冷たくなった 「ご、ごめん。今日調理実習でクッキー作ったから食べてもらい、たくて・・・」 「いらない。アンタが作ったのは吐き気がして食べれない」 ズキン・・・ 「ごめん、なさい。」 そう言って私は夏樹の部屋から出て行き、 向かい側にある自分の部屋にもどる