りさには両親がいない。


りさが八歳の時に
両親は2人で旅行に
行っていて
山登りをしている際に
崖からおちて亡くなった。


りさの父親は
警察所長をしていて
何事にも厳格な人だった。


母親は専業主婦で
とても優しい人だったらしい。


おれがりさと
出会った時にはすでに
両親は亡くなっていた。


だからおれはりさの
両親に会ったことはない。


両親が旅行の際
りさは祖父の家に
預けられていて
今もそこに住んでいる。


おれもりさもあまり
自分の事を話すのが
得意なほうではない。


なのであやかと信二には
この事は
話さずじまいでいる。