そう、そこには
 今朝会ったばかりのあの子
 が居たんだ。


 向こうも気付いたみたいで

 『あッ!さっきの!』

 ああ、同じ学校だったんだ
 しかも同じクラス。

 そういえば見覚えのある
 制服だったしな


 その子は優しく微笑むと
 友達の所へ行った

 俺はその笑顔を見た瞬間
 顔が赤くなるのが分かった


 「なああの子名前は?」

 『ああ、あの子?あの子は
  木田梨亜。美人だよな。
  モテるし、おまけに巨乳』

 「ふーん」

 『何惚れた?』

 「ちげーよ。ちょっとな」

 『そうかよ。けど俺は
  友達の方の愛美ちゃんのほう
  が好きだな』


 そんな会話をしながら
 俺の頭の中では梨亜の事しか
 考えていなかったんだ


 もしかしたら俺はあの時から
 梨亜に恋していたのかも
 しれないな。

 まさか一目惚れ?