地味男子

 結局、強制的にピンクの水着を買わされて帰った。




 薄いピンクの生地に白いレースがついている。




 こんなの来て行ったら潤君…気持ち悪くて溺れちゃうよ…。




 たしかに可愛いんだけど…。





 唸っているうちに寝てしまい目が覚めると見事に朝になっていた。




「柴乃、そろそろ行くってさ」


 祐磨がノックをして私の部屋に入ってきた。



「あ、うん。すぐ行くよ」

「なぁ…水着買ったの?」

「…買わされたんだよ」

「何色?」

「ピンクだけど?」




 なんでそんなこと聞くの?


「…ピンクとか…佐伯先輩ファイトだな…」

「やっぱりそう思う?」

「…は? あ…ぁ…柴乃が想像している状態にはならないと思うから大丈夫」




 へ?