「柴乃ちゃんー?」
角の向こうから声がする。
蒼井がきちゃう!!!
どんどん青くなっていく顔に潤君が気付いたのか私の腕を引っ張った。
「潤君?」
「逃げてるんだろ? 来ちゃうよ?」
「あっ、うん…」
手をひっぱって立たせてくれた。
――――――ズキッ
急に足へ走った痛み。
ひねったかな?
でも、潤君がそのまま私の手を持ったまま歩きだしたから気にならなくなった。
ドキドキするよ…。
どんどん遠くなる蒼井の声。
その代わりにどんどん大きくなるあたしの心臓の音。
少しずつ足の痛みも増えてくる。
角の向こうから声がする。
蒼井がきちゃう!!!
どんどん青くなっていく顔に潤君が気付いたのか私の腕を引っ張った。
「潤君?」
「逃げてるんだろ? 来ちゃうよ?」
「あっ、うん…」
手をひっぱって立たせてくれた。
――――――ズキッ
急に足へ走った痛み。
ひねったかな?
でも、潤君がそのまま私の手を持ったまま歩きだしたから気にならなくなった。
ドキドキするよ…。
どんどん遠くなる蒼井の声。
その代わりにどんどん大きくなるあたしの心臓の音。
少しずつ足の痛みも増えてくる。

