「そこに名前書いて。 明日病院に持って行く」 「…分かった。 日にち決まったら教えろよ。」 「…何でそんなに淡々と答えられるのよ!!」 軌月への不満や悲しさが千伽を苛立たせる。 軌月は返事をしなかった。 軌月な中絶届に名前を書き終わり 千伽に渡した。 千伽の 「帰る」 の一言で軌月は車を出した。