自分勝手だよね…。


午後8時
軌月が来て
軌月の家に行った。


千伽は畳に座り
隣に座った軌月を見た。

「卸したくない
でも私一人じゃ
育てられない。
自信がない。
軌月と一緒じゃなきゃ



「俺はムリだよ。。
降ろして?」
下を向いていた軌月が千伽を見て言った。

「何で…
何で
そんなことが言えるの?
…私達の子供なのに」

お腹に手を当てながら
たくさん涙を流しながら
千伽は言った。