「よっしゃ~。OKでたわよ~。」

ニコニコの笑顔で戻ってきた鈴。

「OKって…ココにいた全員か?」

「そうよ。あと谷って人だったかしら?小鳥遊くんと門司くんは成績優秀だし、美咲はどじなだけ、あたしは贔屓、谷って人はおまけ、恭は普通すぎるからOKらしいわよ。」

美咲までは理解できるが…

そこから後ひどすぎるだろ。

「あ、得意な教科1教科選択してテストで85点以上取ることが条件よ。」

ふむ。

「…私は科学を選択している。」

もうすでに決まっていた千鶴。

「あたしは社会ね。」

「ふむ。では国語にしましょうか。」

「家庭科じゃだめですかね?」

鈴に聞いている美咲。

「いいわよ。」

適当だな。

「じゃあ僕は数学かな。」

「俺は英語にしよう。」

「谷は体育でいいんじゃない?」

「そうだな。むしろそれしかできないだろう。」

谷の教科も決定したことで鈴は報告をするために電話をしに行った。