「うちのクラスから生徒会役員でたから紹介しとくな~」

いらねぇよ…

「えっと、中間者で津田。最下位で長瀬」

…俺真ん中かよ

まぁ上位にも下位にも入りそうにはなかったが

よりによって一人の枠に…

「さすが普通」

「うっせ」

谷がむかついたのでとりあえずアイアンクローだ。

「恭ってアイアンクロー好きなの?」

「…なんで?」

「昨日もやってたじゃない」

「あぁ~。かけやすいからな」

「ふぅん」

こうして鈴と会話をしている間も手にはどんどんと力を込めていく

「ちょっ、ギブギブギブ」

谷がわめいているがそんなものは聞こえんなぁ。

「もげるもげるもげる~~~~」

「わめくな」

「お前らうるさいぞ!!!」

担任にキレられたので仕方なく解放

「チッ」

「舌打ちすんなよ…」

谷に涙目で見られる

キモチ悪ぃ

男の涙目とか…鳥肌立つわ…