「聞いてるか~?」

「き…聞いてます!」

私は、あまりに動揺してて
黙り込んでしまっていた。

「じゃあ、x=…。」

補習が始まったのは
いいんだけど、あまり
集中出来ないや…。
何だ~、このドキドキは?

恋なんてしたことが
なかった私は、この気持ちが
どういうものか
知らなかったんだ。