『しかし被害者の家とは正反対のこの公園で何故死体が見つかったのかは、警察の捜査ではまだ分かっていません。』 バタバタバタッ! 階段を勢い良く駆け上がる足音がして、私の部屋のドアが開いた。 「由菜っ!」 「お母さん…。」 「ニュース、見たわ…。圭斗くん、なんで殺されたのかしらっ…!」 簡単だよ、お母さん。 私が圭斗を殺したんだよ。 「圭斗くん、欠点なんてないいい子だったのに…!」 お母さんは、私に抱きついてただただ涙を流していた…。