前のドアが開いて、矢野恋架と矢野玲汰が入ってくる。 「恋ちゃん!玲くん!」 「お、おはよう…!あのね、C組の堀内圭斗が殺されたんだって!」 「殺された…?」 矢野恋架は表情を変えずにそういい、席に着いた。 矢野玲汰も同様ね。 「昨日、公園で…!」 「…そうなんだ。可哀想だね。」 「うん…。」 可哀想、だなんて思ってもいないような言い方ね。 「堀内圭斗って…彼女いなかったか?」