「あー、ごめん平太。俺、今日由菜んトコ行くんだ。」 「そっか。由菜ちゃん、勘違いしたまんまだっけ…。ミキ、俺の彼女だけど。」 「お前のせいだよ。」 「はぁ!?ちょ、責任転嫁。」 同じ塾に通ってる友人の森平太。 平太の彼女であり、俺の友達である市瀬ミキ。 ……ミキと買い物に行ったのが間違いだったな。 「じゃあな、圭斗!!」 「おう。また明日!」 平太と別れて、由菜の家へと向かう。 「由菜、マジ切れしてたからなぁ…。明日の誕生日までに仲直りできっかな。」